Place of the fate〜運命の場所〜

その後、今あった出来事が信じられずにボーッとしていたあたしは、下校のチャイムでハッと我に返り、帰路へとつく。




頭の中は薫のことでいっぱいで、どうやって家までの道のりを帰ったのか記憶にないけど、気づいたら部屋のベッドで横になっていた。




薫があたしのこと好きだったなんて・・・・・。




ちょっと待って。




今日一日で二人も告白されるなんて・・・・・もしかしてモテ期!!?




・・・・っていやいや、そんなことはどうでもよくて。




「はぁー。考えてって言われても・・・・・薫のことそういうふうに見たことないし」




ボスっと音を立てて枕に顔を埋める。




・・・・・あたしは──────。




ケータイを手に取り、薫にメールを打った。




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To.薫
From.歌菜
sub.無題
本文


明日の放課後、話したいことがあります。


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