Place of the fate〜運命の場所〜
「だからってあそこまで拒否するような態度とらなくてもよかったんじゃないですか」
今度はあたしが不貞腐れたように言うと、聖さんはバツが悪そうな顔をして、
「あー・・・・・」
と唸った。
そのあとに小さな声で
「悪かった」
と謝る。
「許しません」
あたしがそういうと、聖さんは困惑した表情になった。
「返事、ちゃんと聞いてくれたら許します」
そういうと少しの間をあけた後、聖さんは
「わかった」
と覚悟を決めたように答えた。