Place of the fate〜運命の場所〜
「じゃあ、ちゃんと大事にしてください」
そういうと聖さんは少しだけ微笑んで、
「当たり前」
と言った。
「あたし、家は大きいのがいいです」
「はぁ?おま、俺に頼んでんのか?」
「当たり前ですよ。期待してますから」
「ふーん。じゃあ大きい家に二人は寂しいから、子供も多いほうがいいな」
聖さんは意味深な笑みを浮かべながらそういう。
「なっ!?」
「楽しみだなー、俺らの家が建つの」
次の建設予定は、あたしたち家族の家——————。
—建設予定地 完—