Place of the fate〜運命の場所〜
眼鏡の子は、なに言ってんだコイツ、とでも言いたそうな表情で俺を見ていた。
・・・・・あれ?
「それ通用するの、せいぜい漫画や本の中だけですよ」
冷めた目で俺を見ながらそういうと、再び本の整理に取り掛かった。
なかなか、手ごわいな・・・・・。
思わず零れる、苦笑い。
「はいはい、じゃー俺は帰りマスヨー」
そう言いチラリと視線を向けるも、こちらを見る様子は全くなし。
ちょっとは気にすればいいのに・・・・・。
心の中でそう思いながら、俺は図書室を後にした。