Place of the fate〜運命の場所〜
「あ、俺の方こそいきなり出てきてごめんね?だから顔上げて?」
優しくかけられたその言葉に、そっと顔をあげる。
よ、よかったぁぁぁぁぁあ!!怖い人じゃなくて!!!
もし怖い人だったら、慰謝料払えゴルァ!!!とか言われて・・・・・
「君、いっつも大きな声で歌ってるよね」
その言葉に一瞬で固まるあたしの思考。
男子校生のほうに視線を向けるとすっごく笑顔。
もうほんと素敵な笑顔。
わぁー・・・・・何この超絶スマイル。
惚れ惚れする・・・・・じゃなくて!!!
「ききき、聞いてたんですか!?」