Always
「えっ…いや、私の料理なんて…とても食べられたものじゃないですよ?

風吾さん、食中毒になっちゃうかも知れないですし…。

ヘタしたら、死んじゃう可能性だって…」

急に言われたこともあってか、萌さんはオドオドしている。

それもかわいくて、僕は笑ってしまう。

「風吾さん、笑ってる場合じゃないですよ。

私、本当に風吾さんを心配して…」

「萌さんの手料理を食べて死ねるなら、それはそれで本望かも知れません。

あなたが作った料理でしたら、僕は何でも食べますよ?」
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