Always
「食べましょうか?」

「はい」

私たちは笑ってうなずいた後、箸を持つとまた肉じゃがを食べ始めた。

「就職でもこうだったら…結婚する時はどうなっているんでしょうね」

風吾さんが言った。

「私たちのことですから…また、よろしくお願いしますって言っちゃうかも知れないです」

私が笑いながら言ったら、
「何だかそんな気がして仕方がないです」

風吾さんも笑いながら返した。

結婚か…。

近い将来、風吾さんと私が恋人同士から夫婦になる日がくるのかも知れない。

そう思いながら、にんじんをボリボリと音を立てながら噛み砕いた。
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