Always
Chapter8*Still I love you*

Side.M*The price of loneliness*

4月になった。

桜は今年も満開に咲き誇っていた。

私は3月の終わりに2年間勉強した大学院を無事に卒業した後、風吾さんの助手になった。

助手の仕事は思った以上に大変で、休みも不定期だ。

社会に出て働くって、こう言うことなんだな。

疲れた躰で帰りながら、私は息を吐いた。

さすがにゴールデンウィーク近くになると、仕事にも社会人としての生活にもなれた。

だけど…風吾さんとの関係は、すれ違ったままだった。

阿久津くんと揉めたあの日以来、風吾さんは私の家でご飯を食べにこなくなった。
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