Always
Chapter3*On Christmas night*

Side.F*Do not go out to a party and I?*

12月に入った。

今年も残りわずかとなった。

「早いな…。

11月になったと思ったら、もう12月だなんて…」

僕は呟いて、街中を見回した。

街中はどこもクリスマスであふれていた。

自分の身長よりもある大きなクリスマスツリーに、サンタクロースの格好で呼び込みをするケーキ屋の店員。

クリスマス一色の華やかな街中を飾るのは、やっぱりカップルだった。

嬉しそうに肩を並べてクリスマスの街を歩くカップルから、僕は目をそらした。


その日の夕食後。

「ええっ!?

クリスマスパーティー!?」

真麻が驚いたと言うように大きな声を出した。

食後のカプチーノを飲んでいた僕は彼女の大きな声に片方の耳をふさいだ。
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