Always
でも…パーティーで1人肩身の狭い思いをするより、誰かと一緒にいた方がずっと心強いと思った。

芹沢さんならよく知ってるし、大丈夫だと思う。

そう思いながら僕はカプチーノに口をつけた。


その翌日。

芹沢さんはいつものように机のうえでたくさんの本に囲まれて、一生懸命論文を書いていた。

僕は窓の外に視線を向けて、どうやって芹沢さんをパーティーに招待しようかと考えていた。

ただ招待するだけなのに。

考える必要なんてないのに。

だけど…断られてしまったらどうしようと言う不安が、僕の心を覆っていた。

そもそも芹沢さんがパーティーのような騒がしい場所が好きかなんて、それすらもわからないのに…。
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