Always
「私…その日、ゼミの先生の幼なじみがやっているパーティーに招待されているんです。

せっかくのお誘いを断るようで申し訳ありませんが…すみません」

呟くような声で謝った私に、
「モエチャン、パーティーに着て行くドレス、決めましたか?」

エリーさんが聞いてきた。

「えっ…ドレス、ですか?」

それに関しては特に決めていなかった。

と言うか、お気に入りのワンピースでパーティーに行こうと思ってた。

ポカーンと口を開けている私に、
「パーティーと言えばドレスです!

私、たくさんドレス持ってます!

夕飯食べたら一緒に選びましょう!」

エリーさんは楽しそうに鼻歌を歌いながらご飯を食べた。
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