Always
ウソ、でしょ?

ご飯食べたら早く帰ろうと思ってたのに…。

憂うつな気分での夕飯を終え、後片づけも終えて、エリーさんに連行されるように彼女の部屋へ向かった。

エリーさんは鼻歌を歌いながらクローゼットを開けた。

「うーん、どれがいいでしょうか…?」

呟きながらクローゼットから出したのは、ワインレッドのイブニングドレスだった。

それを私の躰に当てる。

「うーん、こっちがいいですかね…?」

次にクローゼットから出したのは、イエローゴールドのカクテルドレスだった。

それを私の躰に当てた後、クローゼットからリトルブラックドレスを出した。

カクテルドレスからリトルブラックドレスに躰を当てると、
「うーん、黒は地味ですね…」

カクテルドレスとリトルブラックドレスをクローゼットに戻した。
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