ハリネズミの恋
「あ、そうそう。

ドリンクバーとフライドポテトも頼む?」

「勝手にしろ」

俺が毒づくように返すと、太はピンポーンとテーブルのうえに置いてあるボタンを押した。

店員がやってきた。

「ドリンクバー2つとフライドポテトが1つ。

海鮮ドリア1つと…七緒は?」

饒舌にメニューを注文する太に、
「チーズハンバーグセットで」

俺は答えた。

「以上で」

店員は頼んだメニューの確認を終えた後、その場を去って行った。
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