ハリネズミの恋
Chapter15*寧々の秘密*
ダンス甲子園予選当日。
会場は当たり前だが、各校の参加者たちでいっぱいだった。
「すごいね…」
会場の雰囲気に圧倒されたのか、寧々は戸惑っている。
「ロシアよりも多いんじゃねーか?」
太はとんちんかんなことを言っている。
「確か…」
俺はキョロキョロと周りを見回しながら、岩田さんたちの姿を探した。
ったく、会場に現地集合現地解散って…こんな人だかりじゃ、どこにいるのか全くわかりゃしねーよ。
「あ、いたいた!
おーい、こっちこっち!」
聞き覚えのある声に視線を向けると、岩田さんが俺たちに向かって駆け寄ってきた。
会場は当たり前だが、各校の参加者たちでいっぱいだった。
「すごいね…」
会場の雰囲気に圧倒されたのか、寧々は戸惑っている。
「ロシアよりも多いんじゃねーか?」
太はとんちんかんなことを言っている。
「確か…」
俺はキョロキョロと周りを見回しながら、岩田さんたちの姿を探した。
ったく、会場に現地集合現地解散って…こんな人だかりじゃ、どこにいるのか全くわかりゃしねーよ。
「あ、いたいた!
おーい、こっちこっち!」
聞き覚えのある声に視線を向けると、岩田さんが俺たちに向かって駆け寄ってきた。