ハリネズミの恋
俺が所属するダンス部は週1回に休みがある。

今日はその休みである。

「んっ?」

そこまで答えて俺はふと思い出した。

「…合コンの日か?」

「当たりー」

「マジか…」

見事にキレイさっぱり、すっかり忘れていた…。

「俺、マジで参加しなきゃダメなの?」

ポッキーをかじりながら言った俺に、
「当たり前じゃん。

すでに返事出したうえに、ドタキャンなんて持っての他だよ?」

太もポッキーをかじりながら返した。
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