ハリネズミの恋
「1つ聞いていいか?」

俺は言った。

「ん、何?」

太はポッキーをかじりながら答えた。

「お前の好きな女のタイプは何なの?」

「おいおい、長年の親友にそれ聞くかね?」

俺の質問に太は笑いながら言った。

「だって聞いたことねーもん」

「えー、マジか」

太は笑いながらフルーツオレを口にふくんだ。

「まあ、そうだな…。

かわいい系よりもキレイ系の方がタイプだな。

身長は俺よりも高かったらムカつく」

「いねーよ、そんなヤツ」

身長が180近い女なんか見たことねーよ。
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