メロンジュース
…って、笑える訳ねーだろ!

そう思ってメグの方を向いてにらんでやろうと思ったら、
「ッ…」

メグの微笑んでいる顔と目があってしまった。

…クッソー。

何にもできやしねーじゃんか…。

あたしは騒がしい会場に視線を戻すと、どうにかして笑顔を作った。

何だかバカバカしいにも程があるけど…。

クリスマスだ!

きよしこの夜だ!

って言うか、もうどうにでもなれ!

そう自分で言い聞かせると、拍手が止まるまで笑顔で過ごした。
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