メロンジュース
Chapter5*年明けにやってきた嵐*
――あたし、メグとキスしたんだ…。

思い返して見ると、
「何してんだよ、あたし…」

あんな変態ヤローに唇奪われるって…。

一生の不覚にも程があるよ…。

閉じていた手を開けると、ベビーリングが顔を出した。

――マーサに受け取って欲しいんだ

そう言われて、思わず受け取ってしまった。

「別れることになったら返すのか?」

別れた後でこんなん持ってても仕方ないだけだよな…?

とりあえず…どうしようか?

ベビーリングもそうだけど、この状況にもどう対応していいのか今はよくわからない。
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