メロンジュース
我ながら、かわいげがない告白だなと思った。

だけど、あたしらしい告白の仕方でもある。

「だから」

まっすぐにメグを見つめて、
「責任をとれ」
と、言った。

「メグが言ったんだろ?

あたしはあんたのことを好きになる、って。

自分が言ったセリフを忘れた訳じゃないよな?」

メグはフッと笑うと、
「告白くらい、かわいくしろよ」
と、言った。

「まあ、美人なマーサにはそれがお似合いかも知れねーけど」

続けてそう言った後、
「ッ…」

あたしを抱きしめた。
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