メロンジュース
「よろしく、ナナ!」

「こちらこそ、よろしくな!

マーサ!」

あたしたたちは手をあげて、パンとハイタッチした。

「ちょっと待て!

ナナ、何を勝手にやってるんだ!」

椙山恵――いや、メグがあたしたちの間に割り込んできた。

「何だよ、メグ」

あたしは口をとがらせてメグに抗議をした。

「め、メグ?」

メグは驚いたと言う顔をした。

「いいじゃん、名前で呼んでるんだし」

驚いたメグに向かってあたしはさらに抗議した。
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