メロンジュース
Chapter4-3*エメラルドベビーリング*
さて…と。
萌ちゃんとフーゴから離れて人混みの中に入ったのはいいが、当人を探すのがめんどうである。
迷子センターとかないのか、おい。
そこでメグを呼び出すことができないのか、おい。
そんなことを思いながら探していたら、
「マーサ!」
聞き覚えのあるその声に視線を向けると、メグがこちらへ向かって駆けてくるところだった。
メグはあたしの前につくと、
「どこかへ行くならどこかへ行くって、一言くらい断ってから行けよ」
と、言った。
「断るって…ブツクサと忙しそうにしてたヤツに言ったって仕方ないだけじゃんか」
あたしは毒づくように返した。
「でも俺に断ってから行け。
最終的に探すのは俺なんだからな」
「何だよ、それ…」
そう言うのをヘリクツって言うんだよ。
萌ちゃんとフーゴから離れて人混みの中に入ったのはいいが、当人を探すのがめんどうである。
迷子センターとかないのか、おい。
そこでメグを呼び出すことができないのか、おい。
そんなことを思いながら探していたら、
「マーサ!」
聞き覚えのあるその声に視線を向けると、メグがこちらへ向かって駆けてくるところだった。
メグはあたしの前につくと、
「どこかへ行くならどこかへ行くって、一言くらい断ってから行けよ」
と、言った。
「断るって…ブツクサと忙しそうにしてたヤツに言ったって仕方ないだけじゃんか」
あたしは毒づくように返した。
「でも俺に断ってから行け。
最終的に探すのは俺なんだからな」
「何だよ、それ…」
そう言うのをヘリクツって言うんだよ。