龍神様との恋愛事情!
「なんでいきなり唇になったんですか!?」
「先程、お前に顔を触れられても嫌ではなかった。だから案ずるな」
微妙に答えがズレてる気がするけど…ようは私に、顔を触って欲しいってこと…?
「本当に……良いんですか?」
「ああ。来い」
来いと言われても…。
心の準備が…!
私はゆっくり深呼吸をしてから白龍様を真っ直ぐ見つめた。
「じゃあ…」
そっと彼の肩に手をかける。
「目を…目をつむって下さい」
ジッと見つめられてると舐めづらい。
私の心を察してくれたのか、白龍様は素直に目を閉じてくれた。
……よし。いざ!
ゆっくりと顔を近づける。
間近で見ると本当に綺麗な顔。
肌は白いし、鼻は高いし髪は繊細だし。
あ…白龍様のまつげ長い。
お互いの吐息が感じられるほど迫った時だった。