ペラルゴニウム〜世界で一番君たちを〜
ペラルゴニウム〜世界で一番君たちを〜



それはきっと必然だったーー


あなたに出会って恋をして。
あなたに受けたプロポーズ。
雪がゴーゴーと舞う田舎道で、寄り添って歩いていた時に、ポケットから出したゴールドピンクの指輪。


「安物だけど…」なんてありきたりな言葉と共に、指に光ったゴールドピンクの指輪。


なぜ、吹雪の日の道端で…
全然ロマンチックじゃなくて、でも、私たちらしいなって思ったの。



お金もなくて結婚式なんて出来なかったけれど、あなたといるだけで幸せで。

会社の昇級試験に落ちたあなたが「飛ばされるかも」と言った時に私が言った「どこまでも着いて行きます」の言葉は、今も嘘ではないよ。







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