ペラルゴニウム〜世界で一番君たちを〜
ーーそして、この小説を書くにあたってふと思い出したペラルゴニウム。
買ったばかりのiPhoneで花言葉を調べてみる。
iPhoneを片手に涙が落ちそうだった。
いつもいつも家族より仕事や仕事仲間を優先して。
負けず嫌いで頑張り屋のあなたの体調も心配だった。
でも、それ以上に寂しかったの。
けれど、あなたはいつも想ってくれていたのね。
私だけに送ってくれたペラルゴニウム。
“君がいる幸福”ーー…
ねぇ、あなた。
これは必然だと思うの。