ペラルゴニウム〜世界で一番君たちを〜







その後、次男も一歳のお誕生日を目前に40.2度の熱を出して、熱性痙攣を起こした。

夕食の準備中。おんぶをしていたら起こった出来事で。
この時は救急車を呼ぶことが出来た。


やはり、次男も白目を向けて震えている。
そんな次男を長男と二人でオロオロと見てることしかできなかった。



長男と次男の痙攣で、本当に本当に心の底から思ったの。
今までも思っていなかったわけではないけれど、こんなに強く強く思ったのは、この時だった。


ーー生きていてくれるだけで…それだけで良いの。…と。










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