狼さんと一緒。
ガラガラっ・・・



霧咲は空き教室の扉を開けて中に入っていく


中は薄暗くて、不気味だ





「早く入れ」

「・・・はいっ」



アタシは教室の中に足を踏み入れた





ぐいっ


「ゎっ・・・!?」



突然腕を引っ張られる




アタシは小さな悲鳴をだした





「オマエさ、ホント無防備すぎね?」


薄暗い部屋の中、霧咲の声が教室内に響く





どぅいぅ状況か全く整理がつかない。





雑の置かれた机に腰が当たった





「霧咲君・・・っ?」

「ホント、もぅちょっと自覚した方がいいよ」

「え・・・?」

「アンタ、こんな空き教室に男と2人でいたら危ないってわかんねぇの?」




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