狼さんと一緒。
「んっ・・・」



何度も何度もキスを繰り返す




なぜか、抵抗できない自分がいた。





「抵抗しろよ・・・」

「・・・だって、霧咲君がっ」

「じゃねぇと、止まんなくなる」




また唇同士が触れ合った


でも、それはさっきまでとは違うキスだった




生暖かい感触が唇のスキマから入りこんできたのだ



「んんっ・・・!!?」



びっくりして、声が出た



さっきよりも深くて激しいキスに呼吸ができない。




「霧咲く・・・っ、ふぁ・・んっ」




対する霧咲君は余裕そうだ




「くるし・・・っ」


どんどんっと彼の胸板を叩く





すると、唇は離された。





< 13 / 44 >

この作品をシェア

pagetop