狼さんと一緒。
い、いきなりなんなのコイツっ!


ホントに行動が読めないから、困る。






「どこ行くの・・・っ?ですか??」


「うるせぇ、黙ってついてこい」




アタシに質問する権利はないと・・・。




アタシは言われたとおりに黙って引っ張られた。





着いた先は屋上。

霧咲の長い足が、止まる





「オマエさ、怒ってる?昨日の事」

「え?」




そ、そりゃあ・・・ねぇ?


でも、そんな事言えない。




「別に。なんとも思ってないですっ」




感情を読み取られないよぅに、そっぽを向く





「やっぱオマエ、分かりやすすぎんだけど」


「・・・」


「怒ってんだろ?俺がオマエにキスした事」


「・・・」





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