狼さんと一緒。
崩れる、幸せ。
「じゃあな、また学校で」
霧崎はニッと笑って、アタシの頭をくしゃりと撫でた
「・・・うん、」
少し寂しいような、そんな感じ。
もっと一緒にいたかったな・・・、なんて。
「そんな顔されたら、俺帰る気失せちゃうんだけど?」
「え?」
顔に出てたのかな・・・?
恥ずかしい///
「そんな顔しなくても、俺はどこにも行かねぇよ」
「・・・」
「また明日、会えるだろ?」
「・・・わ、わかってるしっ」
「ハハッ、強がりだなオマエ・・・」
またクシャクシャと頭を撫でられる、
なんだか心地いい・・・。
アタシに背を向けた霧崎は、帰っていった
その後ろ姿から、なかなか目が離せなかった
幸せだった。
この関係がいつまでも続けばいいのにって、
そう思ってた。
そう、願ってた・・。
ねぇ、アタシ達・・・どうしてこぅなっちゃったのかな・・・?
霧崎・・、
教えてよ。。