狼さんと一緒。
歩くの早いっ・・・!



アタシの事なんかお構いなしのよぅだ。

・・・付き添いの意味、ない気がする



アタシは歩くスピードを上げた





ズキっ・・・!


「痛っ・・・!」



歩くスピードが早かったみたいだ。

アタシの大切なお腹が悲鳴を上げた




その場にうずくまっていると・・・



「大丈夫かよ」


呆れたよぅに目の前にしゃがみこむ霧咲レン




目の前に霧咲の綺麗な顔がある

綺麗に光る金色の髪と、その顔が合いすぎている



綺麗すぎて怖い。

でも、なぜか目が離せなかった。





「ったく、しょうがねぇな・・・」


霧咲はくるりと向きを変え、背中をこちらに向けた



「乗れよ」




え?


えぇぇええっ!!?


< 6 / 44 >

この作品をシェア

pagetop