10年後のクリスマス…あなたに会いに行きます
スター誕生
そして、今日は卒業式。
潤平と過ごした楽しい時間も今日で終わり。
涙は出なかった。
校庭で卒業証書を手に持って、潤平が来るのを待っていた。
人気者の潤平は中々現れないから、潤平に高校前の公園で待ってるねと、メールした。
約束の時間を30分過ぎた頃、潤平が駆けて来た。
潤平の制服のボタンは一つもない。
人気者だから仕方ないか。
一つでも残ってたら、貰おうと思たのにな。
「ごめん、待たせて。何泣きそうな顔してるの。」
知らない。
「ほら、最後の一個は樺音の物だから。」
やっぱり、潤平は凄いよ。
私のほしい言葉を必ず言ってくれる。
「潤平、ありがとう。大好き。」
「なんで、最後にそれをいうかな。」
?
「樺音らしいけどね。」
最後だから、言って置きたかった。
もう、会えないのだから。
「あのさ、本当は樺音の為にも、未来の約束はしたくなかったけど、欲をだして一つだけ約束してもいいかな。」
私が頷くと、潤平が言った。
「10年後、もしお互いが独身でいたら、クリスマスの12月25日の18時に、この公園で会おう。」
そんなの狡いよ。
私は潤平を信じて待ち続けてしまうのに。
10年後も私の気持ちは多分変わる事はない。
潤平はどんな気持ちでこの約束をしたのか。
今となっては分からない。
10年過ぎても、私は新しい恋も出来ずにいた。
☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆
潤平と過ごした楽しい時間も今日で終わり。
涙は出なかった。
校庭で卒業証書を手に持って、潤平が来るのを待っていた。
人気者の潤平は中々現れないから、潤平に高校前の公園で待ってるねと、メールした。
約束の時間を30分過ぎた頃、潤平が駆けて来た。
潤平の制服のボタンは一つもない。
人気者だから仕方ないか。
一つでも残ってたら、貰おうと思たのにな。
「ごめん、待たせて。何泣きそうな顔してるの。」
知らない。
「ほら、最後の一個は樺音の物だから。」
やっぱり、潤平は凄いよ。
私のほしい言葉を必ず言ってくれる。
「潤平、ありがとう。大好き。」
「なんで、最後にそれをいうかな。」
?
「樺音らしいけどね。」
最後だから、言って置きたかった。
もう、会えないのだから。
「あのさ、本当は樺音の為にも、未来の約束はしたくなかったけど、欲をだして一つだけ約束してもいいかな。」
私が頷くと、潤平が言った。
「10年後、もしお互いが独身でいたら、クリスマスの12月25日の18時に、この公園で会おう。」
そんなの狡いよ。
私は潤平を信じて待ち続けてしまうのに。
10年後も私の気持ちは多分変わる事はない。
潤平はどんな気持ちでこの約束をしたのか。
今となっては分からない。
10年過ぎても、私は新しい恋も出来ずにいた。
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