揺れる恋 めぐる愛
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今月も月末の週末は穂香と会う。
この前は体調が悪いと言っていたので、
あらかじめメールをしてから家まで様子を見に行った。
好きなコンビニにもある菓子と飲み物を手土産に持っていき、玄関先で顔を見た。
メールをしていたからか、普段着で玄関先に出てきて、
青白い顔をしていてクマらしきものが見て取れた。
指摘すれば余計に落ち込むので、あまり会話もせず、
「何かできることだったり、必要なものがあったら言ってくれ」とだけ伝えて帰った。
その後お礼のメールはあったが、いつもと変わらずそれだけ。
今月は暑さもあるからまだ少し体調はすぐれないだろうか?
いつもなら一緒にでかけて、アイツこと眞人(まさと)が住んでいたアパートのあった町をさまよう。
何か月もそれをせずに過ごすことは君にとっては耐えられないことのようで……
長い年月が過ぎていて、手がかりなんてかけらさえも残っていない。
普通ならそう思えるほどの時間が過ぎた。
もうすでに、アイツの住んでいた部屋には別の誰かが住んでいる。
それでも……
君は変わらない。
そんな君を思う俺も……
変われない。
お互いの思いが、交わることなくずっとず~っと平行線をたどり続けている。
今月も月末の週末は穂香と会う。
この前は体調が悪いと言っていたので、
あらかじめメールをしてから家まで様子を見に行った。
好きなコンビニにもある菓子と飲み物を手土産に持っていき、玄関先で顔を見た。
メールをしていたからか、普段着で玄関先に出てきて、
青白い顔をしていてクマらしきものが見て取れた。
指摘すれば余計に落ち込むので、あまり会話もせず、
「何かできることだったり、必要なものがあったら言ってくれ」とだけ伝えて帰った。
その後お礼のメールはあったが、いつもと変わらずそれだけ。
今月は暑さもあるからまだ少し体調はすぐれないだろうか?
いつもなら一緒にでかけて、アイツこと眞人(まさと)が住んでいたアパートのあった町をさまよう。
何か月もそれをせずに過ごすことは君にとっては耐えられないことのようで……
長い年月が過ぎていて、手がかりなんてかけらさえも残っていない。
普通ならそう思えるほどの時間が過ぎた。
もうすでに、アイツの住んでいた部屋には別の誰かが住んでいる。
それでも……
君は変わらない。
そんな君を思う俺も……
変われない。
お互いの思いが、交わることなくずっとず~っと平行線をたどり続けている。