揺れる恋 めぐる愛
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蓮目線
野乃花が僕のために帰ってきてくれる……
少し早いけど誕生日を祝う食事を一緒にと連絡があった。
基本余裕がないはずで、あまり連絡はない中覚えていてくれて、祝ってくれるなんて。
嬉しかった。
この頃僕はというと……
少しずつ壊れてきている気がする。
以前は週末はほとんど一緒にいた。そんな野乃花がそばにいなくなって、半年。
寝つきが悪くなり、眠りが浅くなった。
しょっちゅう頭痛がして仕事でもイージーミスがよくある。
らしくないと言われ、笑って答えるがそれでもやはり集中できない。
神経が過敏になり、あれこれが気になるようになった。
手が特に……
気になる。このままだと、自分が自分じゃなくなって……
おそらく……
だから僕は連絡のあった週末の休み、久々に外出した。
この頃、仕事をするだけで疲れてしまい、週末の休みはとりあえず体を休めて
心穏やかに過ごすことだけに集中した。
本当はもう病院に行った方がいいんだろう。
仕事でこんな風に体調を崩した利用者さんをたくさん見ているから、
わかっている。
このままでは悪くなる一方で、よくなることはまずないだろう。
蓮目線
野乃花が僕のために帰ってきてくれる……
少し早いけど誕生日を祝う食事を一緒にと連絡があった。
基本余裕がないはずで、あまり連絡はない中覚えていてくれて、祝ってくれるなんて。
嬉しかった。
この頃僕はというと……
少しずつ壊れてきている気がする。
以前は週末はほとんど一緒にいた。そんな野乃花がそばにいなくなって、半年。
寝つきが悪くなり、眠りが浅くなった。
しょっちゅう頭痛がして仕事でもイージーミスがよくある。
らしくないと言われ、笑って答えるがそれでもやはり集中できない。
神経が過敏になり、あれこれが気になるようになった。
手が特に……
気になる。このままだと、自分が自分じゃなくなって……
おそらく……
だから僕は連絡のあった週末の休み、久々に外出した。
この頃、仕事をするだけで疲れてしまい、週末の休みはとりあえず体を休めて
心穏やかに過ごすことだけに集中した。
本当はもう病院に行った方がいいんだろう。
仕事でこんな風に体調を崩した利用者さんをたくさん見ているから、
わかっている。
このままでは悪くなる一方で、よくなることはまずないだろう。