タブー
taboo1
悪戯
「おはよ~」「あっ!海~新聞持ってきて~・・空いつまで寝てるの早く起きて」
「はい」取ってきた新聞を父に渡す「ありがとう」
「陸、洗面所開けて」「姉ちゃんおは~」
おはようございます。私、宮寺海(ミヤデラウミ)高校3年
父・母・弟2人の・・・猫の毛玉の5人+1匹家族です。
若気の至りで母は36歳で父は40歳
母はいつも元気で父は物静かでも年相応には見えない
馴れ初めは母が父を押しに押してモノにして既成事実を作り結婚した・・・と昔、話してくれた。
でも、ラブラブな2人
「しぃ君はいっ、お弁当!」「あぁ、毎日ありがとう」キスのお礼に母にしかしない笑顔
コレを見ていれば夢になる・・好きな人と愛がある結婚がしたいって。
大幅父似の私と空(クウ)は名門校を首位独走中で色んな大学に推薦を貰ってる。
陸は完全母似で元気が取り柄の中坊・・高校行けるのか?
毛玉は母と陸以外に懐いて毎日父の膝の上でゴロゴロしスーツを毛だらけにしてるごくごく普通の一般家庭の家に今日、今、この瞬間
〝ズッドーッン〝
人が・・・人が落ちてきた
「天井が・・・あっクウも落ちてきたな・・・おはよう」至って冷静な父
「風通しが良くなったわね~空、学校遅れるわよ」母頭打った?
「何事!?」歯磨きしながら陸がリビングに
空・・・まだ寝てる・・・死んだか?
私は言葉が出ない。
「いっ・・・つつ」誰!?ってか生きてんの?
「えっ?」父が声に反応した。
「あんの糞ジジィ・・ここどこだ・・・んっ?」
私と目があって止まった。
「セ・・・セジャール・・か?」
はっ?誰?セ?セジャ?誰?何語?
「いやっ・・セジャールは男「皇子、私はここです」
父が言った。
「父の知り合い?上から落ちてきたけど大丈夫?」
普通じゃないよ?