love letter~章吾~
「あたし、章吾くんを絶対に幸せにするからね」
こいつは、いつだって真っ直ぐなんだ。
こんな俺のことを、ずっとずっと好きでいてくれて。
この先、こいつのいない生活なんて考えられないんだ。
このバカがいなかったら、
俺の毎日は、刺激もなくて、本当に淡々としたものになるって分かっているんだ。
「……そのセリフ、女が言うもんじゃねぇぞ」
「……だって、幸せにしたいんだもん」
「おまえ、ほんっと、男のプライドってもんをズタズタにするよな」
「じゃあ、章吾くん言って?」
それは、一通のラブレターから始まった。
【あなたのことを思うと夜も眠れません】