幸せをくれた君に
君との出会い
あれは、今にして思えば
『運命』だったのだろうか。


君との出会い。



俺がIT関連の中小企業に就職して2年目の夏のこと。

社会人2年目ともなると、
1年目には許された甘えも許されなくなり、求められるのは、結果。

学生と社会人の違いを痛烈に感じはじめた俺は、息苦しさから逃れるために酒と合コンに逃げる日々を送っていた。


そんな24歳の夏。

友人に誘われたいつもの合コン。

5対5のシンプルなもの。


友人が卒業した大学の後輩女子たち……つまり現役女子大生の集まりばかりということで、俺もいつになく期待していた。

一晩の相手を求めて…。


彼女なんて特定の誰かなんていらない。だだ、必要なときに肌を合わせる相手を求めていた最低だった俺。
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