幸せをくれた君に
理沙、俺は君との初めての夜。

君を強引に俺のものにした。

強引にしたからこそ、怖かったんだ。

君が大学生から社会人になって、どんどん大人の女性の魅力をふりまくこと。


そんな君の近くに、あんな魅力的な男がいること。




嫉妬にかられた、その夜、俺は君をやや乱暴に抱いた。

けれど、君はやはり、どこまでも俺を受け入れてくれて、どこまでも俺を包んでくれて……、俺が泣きそうだったことを君は知らない。
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