jack of all trades ~珍奇なS悪魔の住処~【完】
納得いかない部分を語り続ける香さんに、底知れない世界を感じた。
(うん・・・・・・只者ではない・・・・・)
「あのさ、さっそく乗ろうよ」
香さんは気が済んだのか、本題へと移ったようだ。
「あっ、うん!」
やっと、この瞬間がやってきた。
容姿端麗、中身も魅力がぎっしり詰まった最高な男性と、その男性がデザインした史上最強のバイクに乗るときが。
奇異、奇妙、そこに快感を感じてしまうわたしたちは、要するに変態なのだろう。
周りにどう思われてもいい、お互いが心地良いなら、それでいいじゃないか。
香さんが先にバイクに跨った。
(あぁ、美しい・・・・・・)
メルヘンのお姫様になったような気分のわたしは、相当浮かれていた。
「さぁ、蕾も乗って」
「はい!」
返事したあと、王子様と言いたい衝動に駆られたが、ひとまず止めておいた。
後ろ座席に跨ろうとしたとき、ふとわたしは気付いた。
(スカート!)
そう、会社帰りなので、オフィスレディの制服なのだ。
「さぁ、早く乗って」
香さんは上半身をねじって、わたしを舐めるように見ていた。
このとき、彼がすぐに来いといった理由が明確になった。
スカートが目当てだったのだ。
そう、スカートでバイクに跨ることが。
(うん・・・・・・只者ではない・・・・・)
「あのさ、さっそく乗ろうよ」
香さんは気が済んだのか、本題へと移ったようだ。
「あっ、うん!」
やっと、この瞬間がやってきた。
容姿端麗、中身も魅力がぎっしり詰まった最高な男性と、その男性がデザインした史上最強のバイクに乗るときが。
奇異、奇妙、そこに快感を感じてしまうわたしたちは、要するに変態なのだろう。
周りにどう思われてもいい、お互いが心地良いなら、それでいいじゃないか。
香さんが先にバイクに跨った。
(あぁ、美しい・・・・・・)
メルヘンのお姫様になったような気分のわたしは、相当浮かれていた。
「さぁ、蕾も乗って」
「はい!」
返事したあと、王子様と言いたい衝動に駆られたが、ひとまず止めておいた。
後ろ座席に跨ろうとしたとき、ふとわたしは気付いた。
(スカート!)
そう、会社帰りなので、オフィスレディの制服なのだ。
「さぁ、早く乗って」
香さんは上半身をねじって、わたしを舐めるように見ていた。
このとき、彼がすぐに来いといった理由が明確になった。
スカートが目当てだったのだ。
そう、スカートでバイクに跨ることが。