jack of all trades ~珍奇なS悪魔の住処~【完】
看板娘になるのは自信に欠けるが、香さんのために一肌脱ぐことにした。
「わかりました。だけど条件があります。最初に撮影した店舗として、雑誌に大きく載せていただきたいです」
我ながら大胆な発言だと思ったが、取り消すつもりはなかった。
「はい。もちろんです。では店から撮らせていただきます」
カメラマンは店の外観から撮り始め、そのあと店内の全体を、そして雑貨のアップを撮影していた。
目の前で繰り広げられるプロのカメラマンの撮影ぶりに、わたしは感動していた。
「よし! では、最後に看板娘さんを撮らせていただきます。椅子に座っていだだけますか?」
(あぁ・・・・・・緊張する・・・・・・)
ぎくしゃく動きながら椅子に座ると、早速、カメラマンから駄目出しを受けた。
「そんなに緊張したら、不自然になってしまいますよ。リラックス、リラックス」
「あっ、はい! すみません!」
リラックスの仕方がよく分からずにおどおどしていると、カメラマンが近付いてきた。
いや、それだけじゃなかった。
彼は、わたしの肩に手を添えたあと、徐々に位置を変えながら胸を触ってきたのだ。
(!?)
わたしは恐怖で声も出ないし、体を動かすこともできなかった。
ただ、小刻みに体が震えるだけだった。
「いい体してる・・・・・・顔も髪も綺麗だね。良い子だね、そのまま静かにじっとしているんだよ」
どうして、彼を最初に見たとき、背筋がゾクッとしたのか分かった気がした。
「わかりました。だけど条件があります。最初に撮影した店舗として、雑誌に大きく載せていただきたいです」
我ながら大胆な発言だと思ったが、取り消すつもりはなかった。
「はい。もちろんです。では店から撮らせていただきます」
カメラマンは店の外観から撮り始め、そのあと店内の全体を、そして雑貨のアップを撮影していた。
目の前で繰り広げられるプロのカメラマンの撮影ぶりに、わたしは感動していた。
「よし! では、最後に看板娘さんを撮らせていただきます。椅子に座っていだだけますか?」
(あぁ・・・・・・緊張する・・・・・・)
ぎくしゃく動きながら椅子に座ると、早速、カメラマンから駄目出しを受けた。
「そんなに緊張したら、不自然になってしまいますよ。リラックス、リラックス」
「あっ、はい! すみません!」
リラックスの仕方がよく分からずにおどおどしていると、カメラマンが近付いてきた。
いや、それだけじゃなかった。
彼は、わたしの肩に手を添えたあと、徐々に位置を変えながら胸を触ってきたのだ。
(!?)
わたしは恐怖で声も出ないし、体を動かすこともできなかった。
ただ、小刻みに体が震えるだけだった。
「いい体してる・・・・・・顔も髪も綺麗だね。良い子だね、そのまま静かにじっとしているんだよ」
どうして、彼を最初に見たとき、背筋がゾクッとしたのか分かった気がした。