プリーズ・イート・ミー
和也の提案に、あたしは「え?」と驚く。
だって、ごく当たり前みたいに簡単に言うんだもん。

まるで、明日にでも連れていってくれそうな感じに。


「来年の夏にでも休み取っていこうぜ。姉ちゃん家泊めてもらえば安くつくし」

「ほんと? 行く行く! 絶対!」

「決まり。じゃ、今から行きたいとことかリストアップしとけよ。てか、寒っ。いい加減風呂、入ろー」


パッと全裸になった和也は、いそいそとお風呂に入っていった。


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