プリーズ・イート・ミー

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ふたりで向かい合って、湯船につかる。


「ブローチ、ありがとうね」


あまりにも嬉しくて、まだあたしの顔はニヤけていた。


「まだ言ってんのかよ」


プレゼントした本人も呆れるぐらい、あたしは何度も和也にお礼を言ってる。


「だって、うれしいんだもん。あ、あたしからのもあるよ。後でお風呂上がったら、渡すね」

「お。何くれんの?」

「それは、開けてからのお楽しみでしょー」


ねぇねぇ、とあたしは和也に近寄る。


「今まで聞いたことなかったんだけどさ」

「んー?」

「せっかくクリスマスですしー。ちょっと恥ずかしい質問していい?」

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