雛菊~新撰組とcrazygirl~
「おいお前」
呼び止められて振り替える。
だんだら模様の青い羽織を着た男がこっちを向いて睨んできた。
おそらく新撰組だろう。20人は居る。
こっちが不利だろこれ!!!
「なんだ」
「その格好はなんだ?異人か?それとも間者か?」
なんだ間者って。変なこと聞くなよ。
「違う。変なこと聞くなグズ野郎」
最後の一言にその男は眉間に皺を寄せた。
「うるせぇ!一先ず屯所に来い!」
そう言って、私の腕を掴もうとする。
ひょい
交わした。
てかコイツ私より背低いくせになんだよ。