雛菊~新撰組とcrazygirl~
「オイ…てめェ…」
私は咄嗟に去っていく女の襟首を掴む。
その隣では土方がオイ止めろとか言っていた。
止めれるかよこんなモン…
「ふざけんじゃねーぞ!?なに自分の勝手な都合を押し付けてんだ!?」
エレン風に(  ̄▽ ̄)←
「仕方ないじゃない!トシさまの顔に傷ツケロテとでも言うの!?」
意味わかんねーよ…
「てめェふざけてんのか!?なにお前の都合で第3者に傷つけてんだよ!」
「っるさいわね!離しなさいよ!あんたみたいな顔よりトシさまの顔の方が何倍も良いんだから!」
ブチッ
「……あぁ…そうだな…。てめェは人のことも考えねェよぉな器の小せぇ奴だ……。
てめェは女だから分かるよな…今の私の気持ちを…」
「はーぁ!?分かるわけ無いでしょっ!?私は女!意味分かんない!」
私……男だと思われてたんかよ……
まぁこの身長じゃあそうだな…
この黒髪女の25センチは高いからな…。
「すまねぇな…男顔で…。私さーぁ、女なんだけど。
女の顔に傷つけるなんて……
あんたもよっぽど土方に鬱憤貯まってたんだ」
そこまで言うと、女は
「知らない知らないッ!あんたみたいな汚ならしい黄色の髪の毛でもないんだから、私は!」
汚ならしい……か………。
「フンっ、そうだな…。これが最新のお洒落なんだよ。
ま、せいぜいあんたは井の中の蛙、だな。」
そう吐き捨てると、胸ぐらを掴んで地面にドサ
ッと女を落とした。
女は泣きながらどっかへ走っていった。