雛菊~新撰組とcrazygirl~
「素振り200回!」
「はいはいわろすわろす」
寒い…。
寒い…。
とにかく寒い…。
………寒い。←
今、沖田に稽古されてまーす。
平隊士と一緒に。
「源、休むな!ちゃんとやれ!」
ヒュンヒュンヒュンッ!
「休むな!源!」
「はいはい…。」
いつもヘラヘラしてる沖田が今は土方になってる。←
まぁこの程度の訓練なら朝飯前なんだけどね、普通は!
・・・
この豪雪の中外で素振り200回ってのどーよ!?
意味分かんない!ふざっけんなよ!
沖田は沖田で見てるだけだしよ…。
ビシーッ!
「いっ"…!」
「休むな!早くやれ!」
チッ…
「沖田さぁ…、生意気なんだよね?私とタメなクセに先輩ヅラしやがって…。
それに…私の事を男と見間違えたてめェを先輩となんか思って無いから。
謝ったら許してあげても良いけど…
1度も謝ってくれてないよね…?
…それとも…。後で入ってきた人には……。
そんなことできないとでも…?
しかもさ…、もう時代は剣じゃないんだよ。」
沖田の髪の毛を掴んで引っ張りあげ、問いただす。
その場にいたH方さんは「あれはヤバい」と証言している。
「そうだな…。じゃあ勝負するのは、どう?
時代は剣じゃ無いって言う君に剣の事を教えてあげるよ。」
沖田が提案する。
「良いじゃねぇか…。死んだら負け…って、どう?」
「良いんじゃない?」
そこまで言ってると、チビの藤堂がやって来た。
こいつ…近くで見ると本トちっちぇー…。
「やっ…止めろよ源!総司は本ト剣強いんだよ!?無理だよ!止めて!?」
「うるせぇ…。やると言ったらやる…。
でもさ…沖田は剣に強いんでしょ…?」
・・
沖田は本気だそうだ。
じゃあこっちも本気で行かせて貰いますか。
まぁ…
本気出さなくても…
もとから勝ち負けま決まってるけど…。