雛菊~新撰組とcrazygirl~
時代の変わり
幕末の最強と平成の最強
「なぁ…凉…、止めとけって…。」
「負けるに決まってるって…。無駄骨だろ…」
さっきからずっといろんな人に止められている。
そんな様子を見て、ずっと沖田は笑っている。
「手加減してやれよ」
「しないよ、向こうも本気らしいからね。」
あっちではこんな会話が繰り広げられている。
すると、誰かに肩を叩かれた。
「舐めないでくれるかな?」
沖田だ…。
沖田がそう言うと、周りから歓声があがる。
こっちには慈悲の目が向けられる。
気にしない。
喧嘩を売ってきたのはあっちなんだから。
私はただ、その喧嘩を買っただけ。
………そう。
あくまでも、買っただけ………。