雛菊~新撰組とcrazygirl~

━━━決戦━━━


「ねぇ…あのさ、舐めてるの?」



マシンガンを磨いていると、声を掛けられた。



この声は、沖田だ。



「なんだ。」



「だからさ、舐めてるのって。」



「別に……。」



「いや、舐めてるでしょ。そんな鉄の塊で僕の剣に勝てると思うわけ?君も相当偉くなったんだねえ…。」



明らかにそっちが舐めてるでしょ。



「そうだな…。そうやって言っておいたからには後悔しないようにね…。」



そう言って、立ち上がる。



後ろではフッと笑った沖田の声が聞こえる。



「それは僕の台詞だよー」



と。



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