永遠の君へ ~禁断の愛の果てに~
それから、光に会わないまま何週間かが過ぎた。
光は、一年生ながら高校で一番の運動神経の持ち主だと、夫が話していた。
その為、いろいろな部活の助っ人として、活躍していた。
光は、一番の成績で高校に入り、部活に力を入れていても、成績は学年一番を保っていた。
入学して間もないにも関わらず、学校一の人気者になっていた。
久しぶりに顔を合わせた光は、また大人の男になっていた。
それからも、食事を一緒にすることはあっても、特に話すことなく時だけが過ぎた。
そして、光は私の心を揺らしながら、どんどん男らしく成長してゆく。
『肉じゃが作ってよ』と言ったあの無邪気な笑顔が、夢だったのかと思うほど、最近の光はクールで、落ち着いた雰囲気だった。