永遠の君へ ~禁断の愛の果てに~
第三章
ある夜、帰宅した夫に呼ばれた。
「藤乃・・・私は、明日からしばらく日本を離れることになる。家の留守を頼む。何かあれば光に何でも言ってくれ。あいつにも家にいるように言ってあるから。」
この家に
2人きり。
お手伝いさんは夫の留守には休みをもらうことになっていた。
この広すぎる家に
私と光は2人きり。
何か起こるのではないかという不安は
気付けば、期待へと変わっていた。