永遠の君へ ~禁断の愛の果てに~
第四章
夕食の片付けを終え、部屋の隣にあるシャワーを浴びた。
たった一人の寝室で、ため息をついた。
私の寝室には、白と茶色の大きなベッドが二つと、その脇にはお揃いのサイドテーブルがあった。
ベッドから少し離れた壁際には、部屋の壁と同系色の淡いクリーム色のソファ。
大きな四角い窓の隣には、小さな丸い窓がある。
カーテンを開け、夜空を見ると、どちらの窓からも月が見えた。
大きな丸い月が、私をじっと見つめていた。
遠い昔から私達人間の見苦しい恋愛を見守ってきた月。
笑われてもいい。
哀れな女だと、軽蔑されてもいい。
ただ、この想いは、どうしても消えることがないんだと確信していた。