永遠の君へ ~禁断の愛の果てに~
桜の匂いと、光の香水の匂いが混じり合い、私の鼻をくすぐる。
開けた窓からいたずらな夜風がカーテンを揺らし、月に私と光の姿を見られてしまった。
どうか忘れないで。
許されないこの愛を、月だけはしっかりと見ていて…
そして、後の世に伝えて欲しい。
何年も何十年も先に、もしも生まれ変わることができたなら
月が私と光を導いて…
今度は、親子としてじゃなく…
普通の男と女として出逢いたい。